2020/07/06 16:00



「ひげのうしって焼肉屋さんだったからウシなの?』

「あ、もしもし。あのー、牛の取り扱いってありますか?」

「もしかして札幌某有名ステーキ屋さんの系列なんですか?」

よくそんなご質問をお店で聞かれることがございます。

いいえ、違うんです!

当店は「ジンギスカン専門店」でございます!


初めてご来店されるお客様、関わりを持った方はこんな疑問を抱いて当然だと思います。

では、何故ひげのうしという店名なのか。

実はこういった由来から名付けられました。

ひつじ
ヒ(髭)  ツ(助辞)  ジ(牛)

つまり、髭の牛(ひげのうし)

その昔、羊が日本にやってきた頃、これは髭の生えた牛だとささやかれていたという古文も存在するそうです。

というわけで、髭の生えた牛=ひつじという古来のニュアンスから頂いた店名なのです。


牛って聞くと牛肉を扱っているのかな?と私も思ってしまいます(笑)

当店はジンギスカン専門店として10年以上営業しております。

北海道ではその昔、羊の扱いといえば毛を刈り取り衣類や毛布などの工場に売っていたそうです。

刈り取った後の羊の処理が非常にコストがかかり、決して裕福ではなかった人たちが羊の肉を有効活用し食べるようになりました。

しかし、当時の羊は食肉用として育てられていなかったので大変肉の臭みが強く、食べられたものではなかったと言います。

これが今となり、羊は独特の臭みがあるという由来につながっているのかなと私は考えます。

現代の羊は全く臭みなどはなく、改良を重ねられ世界中で立派なラム肉としての地位を獲得しています。

さて、人は困難を目の前にするとどうにかしようと考えます。

そこで考えられたのが、にんにく、しょうが、ねぎ、醤油、砂糖、などなど…。

臭みを抑えるための食材を駆使し、美味しく食べられるタレを研究しました。

そしてたちまちジンギスカン鍋で煮込むようなスタイルの成吉思汗が浸透してきました。

ちなみに、このジンギスカン鍋の独特な形はモンゴルが発祥だと言われております。

モンゴル人は元々家畜として羊を食べる習慣があり、肉を焼くために活用されたのが「鉄の兜」であったと言われます。


話がそれました。そしてそして…何を伝えたいのかと言いますと。

この、元祖とも言われるレシピをインスパイアし、現代風にアレンジして作られたのが

当店の「昔風味付けラム」です。




あいにくタレをその場で混ぜ込んでご提供するものなのでネットショップでは販売しておりませんが、

こちらのタレは厨房で手作りされ、長時間大鍋でじっくり煮込んだタレを揉みこんでお出ししております。

当店は甘みを引き出すことを大切にし、大量の玉ねぎや赤ワインなどを入れて酸味とうまく調和させています。

甘く煮詰められた醤油のタレを感じる大変美味しい一品でございまして、創業当初から人気の一品です。

こうした取り組みにより、昔から存在するレシピの伝統を守りつつ、

さらに現代の食文化へ進化させていく料理を開発していくのが、ひげのうしの美味しさの秘訣だと考えます。

皆様も、お店に立ち寄った際には是非「昔風味付けラム」を一度お試し下さい。


ジンギスカンひげのうし 本店
札幌市中央区南3条西5丁目
011−281−2980

ジンギスカンひげのうし南5条店
札幌市中央区南5条西4丁目サンヨービル1F
011−200−0293

ジンギスカンひげのうしHP

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